あじさいのつぼみとかたつむり


一面ピンク色だった桜たちも
すっかり若葉色。


あじさいはついこの間新芽が出始めたと思ったら
もう小さなつぼみが出ている。
植物たちの生きるスピードの速さよ。


あじさいの葉っぱに小さなかたつむり。

かたつむりを見る度に思い出す。

昔住んでいた家はトイレの手洗い場の水が外にそのまま流れるしくみで
その水道管を伝ってかたつむりが出入りしていたことがあった。

手洗い場にかけてあるカレンダーを
かたつむりが食べていた。

暖かくなると出てくるので
父が面白がって殻に油性ペンで数字を書いたことがあった。

すると次の年に同じかたつむりがやってきたのだ。

父の実験成功。

きっとこれから先もかたつむりを見ると思い出す。


あずまやの周りを黄色テープで囲っていて仰々しい。

この場所は野鳥の会が管理している鳥の餌場で
いつも数人撮影している人がいる。

何か事件でもあったのかしら。

と近づいて見ると、
「修繕するから近づかないで」
と注意書き。

なーんだ。
この人だかりは、
ただの三脚おじさんたちでした。

ゴールデンウィークだからかいつも以上に人がいる。

聴いたことがない鳥の声がしていたので
きっとその鳥が目当てなんだろうなぁ〜


気にはなるけれど、
三脚おじさんたちには近づかない方がよい。
と最近分かって来たので
これ以上先には行きません。


 薄目のシロ。

家で仕事をしていると
ねこがいたらどんなにいいだろうと思う。

寒いときなんか膝の上に乗ってくれたり
一緒の布団で寝てくれたり。 

学生時代、祭りの金魚すくいで出会った黒出目金を飼っていて
かなり溺愛していた。

実家に帰省する時も
ビニール袋に空気を入れて連れて帰ったりした。

しかしこの子が病気になりやすい子で
いつも水が青色になる薬液に入れたり
とにかく手がかかった。

結局3年か4年で天寿を全うしたのだけど
ショックのあまり
当時描いた作品すべてに小さく黒出目金を描きいれた。

実家へ帰ったり旅行に行く時大変だから、
といって黒出目金以降、生きものとは暮らしていない。

またいつか生きものと暮らしたいと願いつつ、
公園に行ってはせっせとシロを撫でさせて頂く。




 




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